施設研究会 第19回 房総半島工場見学

2012/06/05

 

 今回は、施設研究会で外房の匝瑳(そうさ)市にあるJAXSONのショールームと工場の見学、更に、木更津にある地球元気村内にある株式会社職人の森にて間伐材の利用方法について学んできた。

 

■JAXSONショールーム

 ショールーム内には、様々な種類の実物サンプルが展示してあり、実際に浴槽内に入ることができる。その為、カタログやデータで示されている数値に自分が体感し得た感覚も把握することが出来た。工場内では、真空成形加工を目の前で見せて頂くことが出来た。写真撮影は不可であったが、大きなアクリル板1枚を数秒で浴槽の形に型取る工程は圧巻だった。その後、透水試験も含め、各製作過程を直接見ることにより、製品の特徴を学び知ることが出来た。

 

■職人の森ショールーム

 間伐材の有効利用方法を学ぶため、ショールームを訪れた。杉の間伐材を利用したイスは、通常の木材を使用し成形したモノより座り心地が良く、特に座った際の感触は、硬いながらも柔らかさを感じた。また、イグザの端材を使用した壁紙や竹・杉の間伐材についてもご説明いただき、「木材」という素材について理解を深めたように思う。

 ショールーム内の下地には、この土地で育ち、加工された竹炭が使用されていた。炭自体が持つ消臭効果やマイナスイオンを発生するメリットを得るだけでなく、電気を通すという特徴を持つことから、非常にポテンシャルの高い素材であることを感じた。

 

■まとめ

 房総半島は、アクアラインを利用すれば、都心からも短時間で移動することができるが、“エコ”や“地産地消”に注目が集まる現在において、このような立地でのこうした取り組みは、いかにアピールしていくかが重要になると感じた。

 

作成:中川 知英